J-REITの魅力
J−REITの登場で、今まで個人投資家が多額の投資資金が必要で難しかった不動産投資が身近なものとなりました。
J-REITの魅力
安定した分配金が期待できる
J-REIT投資の最大の魅力は、相対的に高い分配金収入が見込めるところです。
2007年の春以降、J-REITの価格は大幅に下落していますが、分配金については、ほぼ安定的に推移しました。
これは、REITの分配金の原資が主に賃料収入だからです。
賃料は、契約で少なくても2〜3年程度は固定されるため、短期間で大きく動かないのが一般的とされています。
また、J-REITは「配当可能所得の90%超を配当する」などの一定要件を満たすことで法人税が免除されるうえ、一般の事業会社のような内部留保もほとんどできない仕組みとなっています。
結果として、投資家は、収益からの分配をより多く受け取ることができるしくみになっています。
多くのJ-REITは年に2回の分配を行いますが、銘柄ごとに決算期が違います。
分配月の異なる銘柄を上手に組み合わせることができれば、定期的な収入を得る手段としても使える可能性があります。
インフレヘッジの資産として期待できる
多くの場合、インフレになると不動産の価値は上昇し、それに伴って賃料も上昇します。
いずれもREITにとってはプラス材料です。
売却による利益や賃料収入が増えることは分配金の増加に、保有する不動産の評価の上昇は、REIT価格の上昇につながります。
J-REITはインフレヘッジとしても有効な投資手段となり得ます。