債券価格の変動要因
債券の価格と金利
債券の価格は、一般的にその時々の金利の水準に応じて変動します。金利が上昇すると、債券の利回りも上昇し、債券の価格は下落します。反対に、金利が低下すると、債券の利回りも低下し、債券の価格は上昇します。
このように債券の利回りと債券価格の関係は、互いに逆の方向に動く関係にあり、債券の利回りが上昇すれば債券価格は下がり、利回りが低下すれば債券価格はがります。
金利の変動要因
金利とは、お金を借りる際の対価のことです。お金を借りたい人が増えれば、金利は上がる傾向にありますが、お金を借りたい人が減れば金利は下がる傾向にあります。
つまり、金利は、資金の需要と供給の関係により変動しますが、資金の需給関係に影響を与える要因として、特に「国内景気」「国内物価」「海外金利」「為替」といったものは重要です。一般に、これらの要因と金利とには、次のような関係があります。