株主の権利

株主には、主に次の3つの権利があります。

株主権(剰余金の配当を受ける権利)
株式を所有し、株主になると、剰余金の配当を受け取る権利が生じます。
会社が利益を蓄積した剰余金の配分を受けるという意味の権利です。
長期投資をする場合、この権利が大きな魅力となります。

株主権株主総会における議決権)
株式会社は、決算後等に、株主を集め、会社の経営方針や取締役の選任などについて承認等をとるため、会社の最高意思決定機関である株主総会を開催します。
株主は、株主総会に出席して、会社が提出した議案に賛否をとなえたりすることで、間接的に経営に参加することができます。

株主権(残余財産の分配を受ける権利)
株式会社が倒産した場合、株主が保有している株式の価値がなくなることもあります。
しかし、その会社が借金等の債務を返済した後、残った財産があれば、株主はその財産を分配してもらうことができます。
これを残余財産の分配を受ける権利(残余財産分配請求権)といいます。
借金等の債務のほうが多く、財産が残らなかった場合、株主に財産が分配されることはありません。